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離乳食中期「生後8ヶ月」スタート4ヶ月目の量と進め方

      2017/04/13

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この記事では、離乳食4ヶ月目である生後8か月の赤ちゃんの離乳食の進め方についてまとめています。離乳食だけでなく、8ヶ月の赤ちゃんについて気を付けておきたいことも合わせてまとめていますので、参考にしてみてくださいね。

離乳食4ヶ月目は(生後8ヶ月)は、基本的には3ヶ月目(生後7ヶ月)の継続となります。量を徐々に増やしていくのと、1日2回食に慣れることが大切です。

 

 

離乳食4ヶ月目(生後8ヶ月)1食分の目安量と増やし方

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4ヶ月目の離乳食の目安量は、3ヶ月目と同じ量です。3ヶ月目に引き続き、赤ちゃんの様子を見ながら量を増やしていきましょう。現在食べている量が目安の量よりも少なくても、急に量を増やすことは止めましょう。

量を増やす場合は少しずつ増やし、慣れたら更に量を増やすようにします。必ず慣らす期間も設けましょう。

【1食分の目安量】

お粥 50~80g
野菜、果物 20~30g
以下はいずれか1種類を与えます
10~15g
10~15g
豆腐 30~40g
卵黄1個~全卵1/3個
乳製品 50~70g

この時期の赤ちゃんの栄養は、6~7割が母乳やミルクから吸収しています。そのため、離乳食を食べた後は赤ちゃんが欲しがるだけ母乳やミルクを与えても良いです。

 


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赤ちゃんが離乳食を欲しがり続ける理由と対処法

離乳食をよく食べてくれる子の中には、母乳やミルクよりも離乳食を好み、沢山欲しがって機嫌が悪くなってしまう子もいます。実は、この時期の赤ちゃんはまだ、満腹感を感じにくいという特徴があります。

そのため、機嫌が良くなるまで与えるのではなく、少しずつ1口食べ終わってから次を与えて、長くても20分で切り上げましょう。

 

 

離乳食 4ヶ月目(生後8ヶ月)で使える食材

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離乳食で使える食材も増え、メニューにも広がりが出てきた時期ですね。以下の食材は与えてみましたか?まだの方は以下の食材を離乳食に取り入れてみてくださいね。初めての食材は、1日に1品を小さじ1杯です。

穀類

・マカロニ

・コーンフレーク

・オートミール

 

たんぱく質

・赤身魚

・レバー

・鶏ひき肉

・卵は全卵1/3個

・高野豆腐

赤身魚の調理法

「まぐろ」や「かつお」といった赤身魚は8ヶ月から取り入れることが出来ます。まぐろ、かつおは鉄分やDHAなどが摂取出来るので、積極的に食べさせてあげたい食べ物です。しっかりと加熱してから、ほぐして与えます。パサパサしていて食べにくいので、初めのうちはとろみをつけて与えましょう。

まぐろは、脂肪分の少ない赤身を選ぶと良いです。かつおも皮や血合いは取り、赤身だけを与えましょう。離乳食の初期~中期で魚を使う場合は、与える量も少量なのでお刺身を活用すると楽です。

 

レバーの調理法

レバーには臭みがあるので、必ず血抜きをしてから調理します。レバーと適量の水を入れて、ボウルで何度か洗います。洗った後は新しい水に変えて30分浸しておきます。これで血抜き処理は終わりです。

レバーには、牛、豚、鶏がありますが、離乳食には鶏レバーの使用がおすすめです。鶏は3種類の中で最も臭みがなく、赤ちゃんも食べやすいです。レバーは鮮度が落ちやすいので注意したい食材ですので、ベビーフードのレバーペーストを使用することも良い策です。

 

 

 

 

栄養バランスを意識し始めよう

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この時期の栄養は、母乳・ミルクが約6~7割、離乳食が3~4割と少なめです。しかし、徐々に食べられる食材も増えてきているこの時期ですので、離乳食での栄養摂取も疎かにしないようにしましょう。同じ栄養源だけでなく、炭水化物、ビタミン、ミネラル、鉄分、カルシウムなど、様々な栄養を取り入れるように心がけると良いです。

 

早い子で、9ヶ月頃から1日3回食に移ることが出来ます。3回食になると、多くが離乳食からの栄養補給となるので、この時期から少しずつ栄養を考える練習をすると良いです。

 

 

 

 

生後8ヶ月 なかなか離乳食が進まない理由と対策

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毎日離乳食をモグモグ食べてくれていた子が、最近離乳食を嫌がりはじめた・・・。食べてくれない日と食べてくれる日でムラがある・・・。離乳食を進めて行くと、このような悩みが出てくることもあります。こうした悩みの場合、以下の対策を取り入れてみると改善できる場合がありますので、参考にしてみてくださいね。

 

対策1:「食材の舌触りに変化をつける」

離乳食全てが同じように裏ごししたものでは、赤ちゃんも飽きてしまいます。粗潰ししたものを混ぜたり、切り方を変えてみたりと、食材の固さや調理方法に変化をつけてみましょう。

 

対策2:「混ぜご飯をやめてみる」

これまではお粥に野菜やお魚、お肉などを混ぜた「混ぜご飯」をメインに与えていたと思いますが、時にはお粥と野菜、魚、肉をそれぞれ別にして与えてみましょう。いつもと違っているので赤ちゃんも興味を持つ場合があります。

また、今後は徐々に混ぜご飯の回数を減らして大人の食事に近付けていくので、練習のためにも混ぜご飯の回数を減らして別々に与えることは良いことです。

 

対策3:「母乳やミルクの量を見直す」

授乳量が多いと離乳食を食べてくれないこともあります。授乳量を見直してみましょう。また、離乳食前に母乳やミルクを与えることも食べてくれない原因になりますので、母乳やミルクは必ず食後にしましょう。逆に食後に母乳やミルクをあまり飲まなくても問題はありません。ただ、この時期は6~7割の栄養が母乳、ミルクのため、食後以外はしっかりと飲ませましょう。

 

対策4:「眠そうな場合など、機嫌が悪い時は時間をずらす」

「離乳食は毎日同じ時間に与えましょう」と覚えてきたと思いますが、赤ちゃんが機嫌が悪い時には無理して与えず、時間をずらしても良いです。毎回眠たくなる時間帯と被るようならば、生活リズムの見直しも必要です。

 

対策5:「ママも一緒に食べる」

離乳食の時間に、ママも一緒に何か食べてみましょう。食べている姿を見せながら「美味しいよ~」などと声掛けをしてみると、赤ちゃんも食事に興味を持ってくれる場合があります。

 

 

 

 

生後8ヶ月 おやつは必要?

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赤ちゃん用のボーロなどは、5ヶ月や6ヶ月など早めの時期から与えることが出来る商品も販売されています。ですが、赤ちゃんへのおやつ(嗜好品)は基本的には1歳までは不要とされています。

 

おやつは「虫歯の原因」「離乳食を食べてくれなくなる原因」になります。極力1歳まではおやつは与えず、おやつは1歳以降のお楽しみにとっておきましょう。

 

 

 

 

自分でしたい!が強くなる時期

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ハイハイが出来るようになったり、お座りが出来るようになってくると、赤ちゃんの好奇心もますます旺盛になります。離乳食に対しても「触ってみたい」という気持ちが芽生えてくる時期です。

この時期は、ママの持っているスプーンに手を伸ばしてみたり、口の中の食べ物を手で触ってみたり、赤ちゃんは色々なことをしてママを困らせてしまう場合もあります。

しかし赤ちゃんの好奇心を大切にし、危険なこと以外は自由にやらせてあげるようにしましょう。これは赤ちゃんが成長していく上で大切な過程です。

赤ちゃんがすること1つ1つに「ダメ」と言わないように、汚れても良い準備をして離乳食を食べさせるなど、工夫をしましょう。

 

 

生活リズムを整えよう

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9ヶ月に向けて、少しずつ生活のリズムを整えていきましょう。9ヶ月頃から早い子で1日3回食に進みます。その前に1日の生活リズムはきちんと整えておきましょう。スムーズに1日3回食に移ることが出来ます。

 

1日の生活リズム 例

6:00~7:00 起床
10:00 離乳食/1回目
12:00 外遊び/1時間程度
15:00 昼寝/1時間程度
18:00 離乳食/2回目
19:00 お風呂
20:00~21:00 就寝

 

1日2回の離乳食が安定して食べられるようになってくると、うんちが出る時間や就寝の時間にも徐々にリズムが出来てきます。この時期は親の都合でリズムが崩れてしまわないように、赤ちゃんに合わせてあげましょう。

就寝時間が遅い子は、日中にしっかりと体を動かしたり、朝を少し早めに起こすなどの策で改善を目指しましょう。

 

4ヶ月目(生後8ヶ月)の「Q&A」

Q:食事の途中で手や口を拭こうとすると嫌がって泣いてしまいます

A:食べることを優先してあげましょう

大人には気になる口や手の汚れも、お腹がすいている赤ちゃんには気にならないもの。口や手を拭くのは最後にしてあげましょう。食事が途中の場合は、汚れていても食べることを優先してあげてください。

口や手を拭く時に、暖かいタオルで拭いてあげると嫌がらないことが多いです。ただし、熱々のタオルで拭かないように注意しましょう。体温くらいの温度がちょうどいいです。

 

Q:おやつのボーロをあげたい、どのくらいあげればいいの?

A:この時期におやつ不要です。お楽しみとしてなら1粒~2粒程度で

この時期におやつは不要です。そのため食べさせる必要はないのですが、ボーロをおやつとしてではなく、自分でつまむ、つかむ楽しみとして提供するのであれば、ごくたまに、量を決めて、少量(1粒~2粒)与えてもよいでしょう。

くれぐれも、与えすぎには注意してください。

 

Q:最近、ばったりと離乳食を食べなくなってしまいました

A: 食べ方にムラが出る時期、様子を見て進めましょう

この時期は、ちょっと離乳食に飽きてしまったり、一生懸命にモグモグしなければならないメニューばかりで、すこし疲れているのかもしれません。

元気で、体調もよく、機嫌もよければ、離乳食のメニューに変化をつけてみたりしてもうすこし、様子をみてみましょう。

 

 

まとめ

生後8ヶ月から、徐々に「生活リズム」を意識すると良いです。我が家の息子くんは、なかなか夜寝てくれず・・・(^_^;)生活リズムも整っておらず、毎晩毎晩あれやこれやと色々な事をして寝かせようと頑張っていました。

ある日保健師さんに相談した所、「日中しっかりと遊ぶこと」と「朝早く起こすこと」を指摘され、直ぐに取り入れたら驚くくらいに、すんなりと早く寝てくれるようになりました!早い日では19時に就寝することもあったり(笑)。生活リズムが整うと、食欲も増した気がして、離乳食も意欲的に食べてくれるようになりました。

「生活リズム」を整えてあげることは、すごく大切な事なんです。まだリズムが出来ていないお子さんは、この時期からしっかりと整えてあげてくださいね。次はいよいよ3回食に進む準備です。更に使える食材も増え、調理も裏ごしが減るのでだいぶ楽になってきますよ。