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離乳食を卒業したら幼児食へ!違いと移行時期を解説

      2016/12/28

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離乳食を卒業した後は、「幼児食」へと移行します。この記事では、離乳食と幼児食の違いや、幼児食の進め方についてご紹介しています。1歳を過ぎたお子さんのママは、「幼児食」移行への意識も高めていきましょう。

 

 

 

離乳食の完了時期の目安

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離乳食の完了時期(幼児食の開始時期)

生後5~6ヶ月頃から始まった離乳食ですが、離乳食にも終わりの時期があります。一般的に離乳食の完了の目安となる時期が「生後18ヶ月(1歳半)」と言われています。更に、もう1つの移行の目安となるのが「ご飯の固さ」です。これまで10倍粥などの「お粥」、「軟飯」、「柔らかく炊いたご飯」と、徐々にご飯の水分を減らして与えていましたが、「柔らかく炊いたご飯」をしっかりと歯ぐきで噛んで飲み込むことが出来ていることも、「幼児食」への移行の目安となります。

 

これらが「幼児食」への移行のポイントとなります。ですが、18ヶ月を迎えて直ぐに「幼児食」へと移行する必要はありません。その子の成長に合わせて徐々に移行させていきましょう。

 

 

 

 


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幼児食ってどんな食事?

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離乳食作りが終わりに近付き、「これからは楽になるかも」と思っていたら、次は「幼児食・・・」と不安になる方もおられると思います。ですが、「幼児食」といっても離乳食のように特別な手間をかける必要はありません。以下のポイントを忘れなければ大丈夫なんですよ!

 

幼児食のポイント1:「味付けの濃さ」

幼児食に移行後も、まだ味付けは「薄味」を心がけましょう。大人用の味付けの半分ぐらいの味付けを意識すると良いでしょう。大人が使用する「胡椒」や「生姜」、「ニンニク」などの刺激の強い調味料などはまだ与えないように注意して味付けをしましょう。また、この時期から味の濃い食べ物に慣れさせてしまうと、将来「生活習慣病」のリスクが高まる危険性もありますので、注意してあげましょう。

 

お店で販売されている「お惣菜」は忙しいママの味方ですが、赤ちゃんにそのまま与えてしまうと味が濃いため避けた方が良いでしょう。もしも与える場合は、1度熱湯で茹でてから余分な味付けを流し、薄味にしたものを与えると良いでしょう。

 

幼児食のポイント2:「食べ物の大きさ」

食べ物の固さはその子に合わせてカットし、食べやすい大きさを与えましょう。食べ物は楕円やスティック状など、工夫をすることで手づかみ食べの練習にもなるので、赤ちゃんが掴みやすい形を意識することも大切です。

 

幼児食のポイント3:「食べ物の固さ」

奥歯が生えていないと、固い食べ物はまだまだ噛み切ることが難しい時期です。赤ちゃんの成長に合わせて、固さも調節しましょう。1度の食事に出す食べ物の固さは全て同じではなく、複数の固さを用意してあげることで、徐々に固めのものにも慣れる練習もさせてあげましょう。食事中の咀嚼の様子を確認し、「今、噛むことの出来る固さ」、「今は噛めない固さ」を把握しておきましょう。

 

 

 

幼児食の栄養バランス

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基本的には離乳食の時と栄養バランスの考え方は同じです。食事だけで栄養をとるので、1日3食の中でバランス良く摂取するように心掛けてあげましょう。主食、主菜、副菜を用意するように意識し、日々様々な食材を食べさせて教えてあげましょう。

 

この時期になっても、まだ多くの量を食べることが出来ない赤ちゃんにとっては、「おやつタイム」も大切な食事の1つとなります。食事で補うことの出来なかった栄養素を、「おやつタイム」を利用して与えると良いでしょう。

おやつに適した食材は以下の記事で取り上げていますので、おやつの参考にしてみてください。

⇒離乳食完了期!「12ヶ月~18ヶ月」離乳食の進め方

 

 

 

 

スプーンやフォークで食べる練習

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1歳半頃から2歳になる頃までに、スプーンやフォークを上手く使って食事が出来るようになっていきます。そのため、食事にはスプーンやフォークを添えてあげましょう。手づかみ食べと合わせながら、日々の食事の中で少しずつ学んでいきます。

 

最初はスプーンやフォークでの食事は難しいことも多いですが、ママはスプーンやフォークに食べ物を乗せてあげて、手を添えたまま赤ちゃんにも持たせて一緒に口に運ぶようにしてあげましょう。このサポートを続けることで、徐々に自分でも食事が出来るようになってきます。徐々に上手になるので、進歩が見られた時はしっかりと褒めてあげてくださいね。

 

 

 

 

子どもとの食事環境

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幼児食になると、大人の食事からの取り分けメニューも増えていくので、ママやパパと同じような食事がとれるようになってきます。同じような食事をとることが出来るので、ますます家族での食事を楽しむことが出来ますね。その際の食事環境も成長や偏食防止などに重要となります。以下の点を意識して、食事環境の良い中で家族団欒を楽しみましょう。

 

テレビのスイッチはオフ

食事中はついついテレビを見ながらとることが多いですが、赤ちゃんにとってはテレビの映像や音が新鮮で気になってしまい、食事から意識がそれてしまうことも多いです。食材に興味を持って、食事を楽しめるようにテレビは消しましょう。テレビがついているとママやパパもテレビに意識が向きがちで、会話が減る原因ともなります。食事の時間だけでもテレビは消してみましょう。

 

出来たことは褒める

まだまだ上手に食事が出来ない赤ちゃんですが、上手く出来た時はしっかりと褒めてあげましょう。また、全て食べられた時にも褒めてあげることで、「食事が楽しい」という気持ちを育むことも出来ます。食事への興味が高い子どもは、偏食も少ないと言われています。

 

食事中の声掛け・会話を意識する

まだ言葉を上手く話せない子でも、幼児食に移る時期には「怒られた」「褒められた」というマイナスとプラスの感情は理解出来るようになっています。食事中は出来たことを褒めるのはもちろん、「美味しいね」などの声掛けも積極的におこない、「楽しい時間」を過ごさせてあげましょう。楽しい環境であれば食欲も出ます。また、苦手な食材であってもママが美味しそうに食べている姿を見ることで、「食べてみよう」という気持ちにも繋がります。

 

1人の食事にしない

徐々に大人と同じようなメニューが増えていくので、食事の際は極力家族で食卓を囲みましょう。この時期の食事では、赤ちゃんもママ達の食事の様子も観察しており、そこから食事のマナーも学ぶことが多いです。赤ちゃんの食事にはサポートが必要なため1人での食事になることもありますが、家族での食卓を意識しましょう。

 

 

 

 

生活リズムを定着させよう

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生活リズムを整えることは、赤ちゃんの食事にとって重要なことです。生活リズムが不規則であれば、食欲が出なかったり、食欲にムラが出る原因となります。朝は早めの決まった時間に起床するようにし、朝ごはんはきちんと食べるようにしましょう。日中はしっかりと遊んでお腹を空かせることで、食欲増進にも繋がります。食欲にムラがある子は便秘がちな子も多いですが、生活リズムを整えることで改善されます。ママも一緒になって日々生活リズムを整えていきましょう。

 

 

 

まとめ

離乳食っていつまで続くの・・・?

我が子が1歳を過ぎた頃からそんな疑問を持ちながら、日々食事を作っていました。「幼児食」の存在を初めて知って時は、難しく感じましたが、中身を知ると全くそんなことはなかったです。大人の取り分けメニューも増え、家事の負担も軽減して少し楽になりました。「今日は何を食べさせてあげようかな」と考えるのも楽しく、どんどん食欲が増す我が子を見るのも嬉しかったです。

 

私のように不安に思っている方の参考になればと思います・・・☆一緒に我が子の成長を楽しみましょう!(^^)!