離乳食初期「ほうれん草はいつから?」量とレシピ冷凍保存方法を紹介
2017/04/29
離乳食で使う「ほうれん草」は、いつから食べさせることが出来るのか、ほうれん草について下処理や時期別の食べさせ方、簡単レシピなどを詳しくご紹介します。
【目次】
離乳食 ほうれん草はいつから?
ほうれん草は離乳食初期の生後5~6ヶ月から取り入れることが出来る野菜です。しかし、まずは10倍粥に慣れ、順調に10倍粥を食べる量が増えてきている赤ちゃんに限られます。目安としては、離乳食をスタートして1週間後に野菜類をスタートし始めます。
赤ちゃんは消化機能がまだまだ未熟です。そのため、ほうれん草を離乳食に使用する際は、必ず水でよく洗ってから加熱したものを食べさせてあげるようにしましょう。
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離乳食 ほうれん草の効能(栄養素と栄養価)
ほうれん草といえば、有名なのは「鉄分」ですね。しかし、ほうれん草にはその他にも様々な効能が隠されています。ほうれん草を食べることで、どのような効能があるのでしょうか、詳しくご紹介します。
ほうれん草の効能
貧血を防いでくれる
ほうれん草には鉄分と葉酸が含まれています。鉄と葉酸には増血作用があると言われているので、貧血を防ぐ効果が期待できます。貧血効果を期待する場合、単品で摂取するよりも魚や肉、卵などのたんぱく質と共に摂取すると効果が上がります。葉酸は授乳中のママにも嬉しい栄養素です。
便秘を予防してくれる
ほうれん草には食物繊維が含まれているので、腸の働きを高めてくれます。また、便を柔らかくする効果も期待できるので、便秘を防ぐ効果も期待できます。
美肌効果が期待できる
ほうれん草にはビタミンC、ビタミンB6が含まれており、これらは美肌成分を豊富に含んでいます。ただ、ビタミンCは熱に弱いため、長く加熱すると壊れてしまいます。そのため、美肌効果を期待する場合は電子レンジでの調理をおすすめします。
風邪を予防してくれる
ほうれん草に含まれているβカロチンは、風邪予防に効果的です。βカロチンは、他にも皮膚や目の健康維持にも効果を発揮します。
むくみを解消してくれる
ほうれん草にはカリウムが含まれており、カリウムは取り過ぎた塩分を体外に排出してくれます。血圧を下げる効果も期待できます。
大腸がんを予防してくれる
ほうれん草には食物繊維がふくまれているので、便秘解消効果も期待できるとご紹介しましたが、この食物繊維は老廃物を取り除く働きをするため、大腸がんなどの腸の病気を防ぐ役割も期待出来ます。
ほうれん草のカロリー
ほうれん草1枚分 | 約0.4kcal |
ほうれん草100g | 約18kcal |
ほうれん草1袋 | 約54kcal |
上記の表は生のほうれん草で計測したものですので、茹でた場合は上記のカロリーよりも多少低くなります。ほうれん草などの葉野菜は比較的カロリーが低いです。ですが栄養価は高いので、赤ちゃんにも積極的に食べさせてあげたい野菜です。
ほうれん草100gあたりの糖質は・・・
約0.4g
ちなみに、野菜の中で糖質が多いと言われているものの代表が「かぼちゃ」です。かぼちゃの糖質は100gあたり約17.2gです。離乳食の時期から糖質を強く意識する必要はありません。興味のある方は糖質について下記の記事でも紹介していますので、参考にしてみてください。
離乳食のほうれん草 「切り方」と「食べさせ方」
離乳食初期(生後5ヶ月~6ヶ月)のほうれん草の切り方と食べさせ方
・すり鉢ですり潰す
または
・裏ごしする
必ず加熱したほうれん草を使用して、葉先のみを使いましょう。ほうれん草は柔らかく茹でてすり鉢ですり潰すか、裏ごししたものを食べさせてあげましょう。ほうれん草が飲み込みにくい場合は、裏ごしの際に茹で汁を加えたり、片栗粉でとろみをつけてから食べさせてあげましょう。
ほうれん草にはえぐみの原因となる「シュウ酸」が含まれています。このえぐみを嫌がって食べない赤ちゃんも多いので、ほうれん草を茹でた後にはあく抜きをして「シュウ酸」を抑えましょう。
ほうれん草のあく抜き方法
ほうれん草を茹で、ザルにあげたら直ぐに冷水に浸けます。離乳食用のほうれん草は少量なので、冷水に浸けて置く時間は15分程度で良いでしょう。その後、しっかりと水分を絞ることで「シュウ酸」は抜けます。
離乳食中期(生後7ヶ月~8ヶ月)のほうれん草の切り方と食べさせ方
・すりおろし、または裏ごし
慣れたら・・・
・2~3mm程度のみじん切りにして食べさせる
離乳食中期に入ってからも、加熱処理したほうれん草をたべさせてあげてください。加熱後のあく抜き処理も忘れずに行いましょう。
赤ちゃんの食べ進み具合により、徐々にほうれん草の大きさを大きくしていくと良いでしょう。出してしまう場合は、もう一度大きさを戻して日にちをあけてから再度食べさせてみると良いでしょう。
離乳食後期(生後9ヶ月~11ヶ月)のほうれん草の切り方と食べさせ方
・2~3mm程度のみじん切りにして食べさせる
慣れたら・・・
・5mm程度のみじん切りにして食べさせる
慣れたら少しずつ大きさを大きくして食べさせてあげます。ほうれん草は栄養価も高いので、小さいうちから葉野菜に慣れさせておくことで、成長してからもきちんと食べられるので、積極的に取り入れて下さいね。
離乳食完了期(生後12ヶ月~18ヶ月)のほうれん草の切り方と食べさせ方
・5mm程度のみじん切りにして食べさせる
慣れたら・・・
・1cm程度のみじん切りにして食べさせる
離乳食完了期に入り、1cm程度のみじん切りにも慣れれば、ほうれん草の葉先だけでなく茎も食べさせてあげると良いでしょう。茎も食べさせる場合は、小さくみじん切りにしてから葉先と混ぜて食べさせてあげると違和感なく赤ちゃんも食べやすいでしょう。赤ちゃんが嫌がって出してしまうようであれば、無理に茎の部分を食べさせる必要はありません。
時期別 離乳食のほうれん草の目安量
離乳食初期(生後5ヶ月~6ヶ月)のほうれん草の目安量
離乳食初期のほうれん草の目安量
1回食あたり 15g
これは1回食あたりの野菜の目安量です。他の野菜も一緒に食べさせたい場合は、合計が15g未満になるように調整して下さい。離乳食初期は様々な野菜を食べさせてあげたいと思いものですが、1日に食べさせる初めて食材は、1種類のみにしましょう。野菜類は比較的アレルギーが出にくい食材ではありますが、全くアレルギー反応が出ないわけではありません。油断せずに注意しながら進めてあげましょう。
初日にアレルギー反応が出なければ、食べさせる量を小さじ2、小さじ3と少しずつ増やして慣れさせてあげましょう。赤ちゃんの消化機能は未熟なため、離乳食初期は特に、1回食あたりの目安量を超えないように気をつけてあげましょう。
離乳食中期(生後7ヶ月~8ヶ月)のほうれん草の目安量
離乳食中期のほうれん草の目安量
1回食あたり 20~30g
これは1回食あたりの目安量ですので、他の野菜と一緒に食べさせたい場合は合計が20~30gになるように調整して食べさせてあげましょう。
離乳食後期(生後9ヶ月~11ヶ月)のほうれん草の目安量
離乳食後期のほうれん草の目安量
1回食あたり 30~40g
これは1回食あたりの目安量ですので、他の野菜と一緒に食べさせたい場合は合計が30~40gになるように調整して食べさせてあげましょう。
離乳食後期になり、1日の離乳食回数が3回に増えると、栄養バランスも意識しなければなりません。鉄分が不足しがちな離乳食後期には、鉄分を含むほうれん草は赤ちゃんの健やかな成長にも役立つ食材です。他の食材との割合も考えながら、1日の食事がバランスのよい食事になるように心がけてあげましょう。
離乳食完了期(生後12ヶ月~18ヶ月)のほうれん草の目安量
離乳食完了期のほうれん草の目安量
1回食あたり 40~50g
これは1回食あたりの目安量ですので、他の野菜と一緒に食べさせたい場合は合計が40~50gになるように調整して食べさせてあげましょう。
ほうれん草単品では嫌がる赤ちゃんも出てくるかもしれません。甘みのある野菜や果物を上手く利用して栄養が偏らないように工夫してあげましょう。
離乳食のほうれん草 「加熱調理」の方法
ほうれん草の加熱調理の方法をご紹介しますので、離乳食作りに役立ててくださいね。
離乳食のほうれん草を鍋で茹でる方法
手順(ほうれん草100g分)
1.鍋に水を沸騰させる。
2.ほうれん草は切らずによく洗う(特に根本は砂が残っているので良く洗いましょう)。
3.沸騰した鍋に根元だけをつけて15秒たったら、葉先まで全てつける。
4.ほうれん草の色が鮮やかな緑色になったら、さらに1分待ってからザルにあげ、直ぐに冷水に浸ける。
5.冷水に浸けたら10~15分程度置き、再度水気をよく絞る。
6.必要な葉先だけを切り、離乳食に使用する
★残った葉先や茎は大人用に使って下さい。
ポイント
・大人用の場合は茹でる際に塩を入れますが、今回は赤ちゃん様なので塩は入れません。
・手順5で冷水に浸けてよく水気をしぼることで、えぐみを取り除きます。
☆ほうれん草の量が多い分、あく抜き時間は長くしましょう。
離乳食のほうれん草を電子レンジで調理する場合
手順
1.ほうれん草の葉先を切り分けて、冷水でよく洗います。
2.水分は軽く切って、ふんわりとラップで包む。
3.600wの電子レンジで20秒(1枚あたり)加熱します。
4.加熱後は冷水に5~10分程度浸し、よく絞ってあく抜きをします。
ポイント
・手順2でほうれん草の水分は残るように軽く切る程度で良いです。
・手順2でラップで包む際は、ふんわりと包み、空気の逃げ道を作ってあげましょう。
・加熱しただけではえぐみは取れないため、電子レンジで調理した場合も水にさらしてあく抜きをする必要があります。
離乳食のほうれん草の保存方法
葉野菜のほうれん草は、葉から水分が蒸発していくので、葉が乾燥しないように保存することがポイントです。また、一度茹でてしまうと長く保存が出来ませんので、茹でたほうれん草は冷凍で保存することをおすすめします。具体的な保存方法をご紹介します。
新聞紙を使ってほうれん草を長く保存する方法
1.新聞紙(1枚分)に霧吹きで水を吹きかけて湿らせます。
2.ほうれん草を➀の新聞紙で包みます。
3.包んだほうれん草をビニール袋に入れます。
4.冷蔵庫の野菜室で立てた状態(根が下、葉が上)で保存をします。
この方法で保存をすることで、3~4日はほうれん草を美味しく保存することが出来ます。
畑で育った状態のまま(根が下で葉が上)保存することで、鮮度を保つことが出来ます。寝かした状態で保存をすると、ほうれん草にストレスがかかり、傷みが早くなってしまいます。
次にほうれん草を冷凍保存する方法をご紹介します。直ぐに食べきることが出来ない場合や、離乳食の作り置き用などに下記でご紹介する冷凍保存の方法をぜひ活用してみてください。
離乳食のほうれん草 冷凍保存の方法
離乳食の時期別にほうれん草の冷凍方法をご紹介します。忙しい時などにぜひ活用してみてくださいね。
離乳食初期のほうれん草の冷凍保存方法
1.茹でてあく抜きしたほうれん草の葉先を裏ごし、またはすり潰す。
2.➀のほうれん草に茹で汁またはお湯を加えて滑らかにしておく。
3.冷凍容器に離乳食初期の1回食分の量(15g)ずつ入れ、冷凍保存する。
裏ごしやすり潰しただけの状態では食べにくいので、冷凍前に予めお湯などで滑らかにしておくと手間が省けます。滑らかにする場合は、育児用のミルクを使用しても良いです。
★冷凍保存後は1週間以内に使い切りましょう。
離乳食中期のほうれん草の冷凍保存方法
1.茹でてあく抜きし、水分を絞ったほうれん草を2~3mm程度にカットする。
2.カットしたほうれん草を離乳食中期の1回食分の目安量(20~30g)ずつ冷凍容器に入れるか、ラップに包んでフリーザーバッグに入れて冷凍保存する。
離乳食中期の目安の大きさは2~3mmですが、赤ちゃんの食べ進み具合によって大きさは変えてくださいね。複数の野菜を離乳食で使用したい場合は、冷凍時に予めほうれん草の1回分の量を10~20gに減らして保存しておくことで、複数の野菜と合わせて食べさせてあげることも出来ます。
★冷凍保存をした場合は、1週間以内に使い切りましょう。
離乳食後期のほうれん草の冷凍保存方法
1.茹でてあく抜きし、水分を絞ったほうれん草を5mm程度にカットする。
2.カットしたほうれん草を離乳食中期の目安量(30~40g)ずつ冷凍容器に入れるか、ラップに包んでフリーザーバッグに入れて冷凍保存する。
離乳食後期になり、1日3食が定着してくると母乳やミルクからの栄養摂取よりも、食事からの栄養摂取がメインとなるので、栄養バランスを考えた食事を意識すると良いでしょう。こうした冷凍野菜を上手く利用するとバランスの良い食事を手軽に食べさせてあげることが出来ます。
★冷凍した場合は、1週間以内に使い切りましょう。
離乳食完了期のほうれん草の冷凍保存方法
1.茹でてあく抜きしたほうれん草を1cm程度にカットする。
2.カットしたほうれん草を離乳食完了期の目安量(40~50g)ずつ冷凍容器に入れるか、ラップに包んでフリーザーバッグに入れて冷凍保存する。
離乳食完了期になると、葉先のみではなく茎も取り入れていくと良いでしょう。茎を食べさせてあげる場合は、葉先よりも小さめにカットしてから冷凍すると食べやすくなります。
★冷凍保存して場合は、1週間以内に使い切りましょう。
新鮮なほうれん草の選び方
赤ちゃんには新鮮で美味しいほうれん草を食べさせてあげたいですね。ここでは新鮮で美味しいほうれん草の見分け方をご紹介しますので、購入時に少し意識して購入してみてください。
新鮮なほうれん草の葉先
・色が濃い
・葉が厚いと甘みがある
・葉先がピンと伸びていてみずみずしい
ほうれん草の葉は時間が経って古くなると萎びてきます。そのため、葉先がピンと伸びて張っているものの方が新鮮です。
新鮮なほうれん草の茎、根
・根元の赤みが濃い
・茎が細すぎないもの
・茎が長すぎないもの
茎が長く、全体的に大きいほうれん草の方がお得に見えますが、新鮮でおいしいほうれん草を選ぶ場合は、茎が細すぎず、長くないものを選ぶ方が良いでしょう。また、茎の方に成長途中の小さいほうれん草が沢山あるものも、美味しいです。ほうれん草は葉先よりも根元の方が甘みが強いです。
時期別 ほうれん草の離乳食レシピ
離乳食初期のほうれん草レシピ
ほうれん草とりんごのペースト
材料
・ほうれん草・・・葉先1/2~1枚
・りんご・・・5g
1.ほうれん草は茹でてあく抜きを済ませ、すり潰すか裏ごししておく。
2.りんごはすりおろしておく。
3.ほうれん草とりんごを混ぜ合わせる。
このレシピは・・・
甘い果物とほうれん草を混ぜることで、赤ちゃんも抵抗なく食べられるように仕上げています。離乳食初期は食材の使用量が少ないため、まとめて茹でてあく抜きをした後に冷凍保存をしておき、それを上手く活用すると手間が省けます。
ほうれん草とさつま芋のペースト
材料
・ほうれん草・・・葉先1枚
・さつま芋・・・5g
1.ほうれん草は茹でて水にさらし、あく抜きを済ませてから裏ごし、またはすり潰す。
2.さつま芋は水にさらし、茹でて柔らかくなったら裏ごしする。
3.ほうれん草とさつま芋を混ぜ合わせ、水分が足りなければさつま芋の茹で汁(なければお湯)を加えて滑らかに仕上げる。
このレシピは・・・
kokotomuさんのレシピを参考にさせていただきました。
赤ちゃんは甘みの方を好むので、さつま芋の甘さでほうれん草を食べやすくしています。さつま芋の代わりに甘みのあるかぼちゃで代用しても良いので、手に入りやすい方で作ってみてくださいね。
ほうれん草のミルクスープ
材料
・ほうれん草・・・葉先1枚
・育児用ミルク・・・20ml
1.ほうれん草は茹でてあく抜きを済ませ、すり潰すか裏ごしする。
2.育児用ミルク20mlに➀のほうれん草を混ぜる。
このレシピは・・・
飲みなれた育児用のミルクに野菜を混ぜることで、食べやすくしています。どんな野菜にも使えるレシピですので、お好きな野菜を加えてスープにしてみてくださいね。
離乳食中期のほうれん草レシピ
ほうれん草入りバナナのデザート
材料
・ほうれん草・・・葉先1枚
・バナナ・・・20g
1.ほうれん草は柔らかく茹でてあく抜きを済ませ、水気を切って2~3mm程度にみじん切りする。
2.バナナはフォークなどで粗めに潰す。
3.潰したバナナに➀のほうれん草を混ぜ合わせる。
このレシピは・・・
葉野菜などは赤ちゃんも苦手な子が多く、我が家でもあまり食べてくれなかったので好物のバナナと混ぜて食べさせていました。バナナと混ぜるとペロッと食べてくれます。
上記の写真は離乳食後期の時に息子に作ったものなので、ほうれん草の茎も入っていますが、お子さんの食べ進め具合により、大きさや量を調整して下さい。
ほうれん草入り納豆
材料
・ほうれん草・・・葉先3枚程度
・納豆・・・10~15g
1.ほうれん草は茹でてあく抜きを済ませ、2~3mm程度にみじん切りする。
2.納豆はひきわりの場合はそのまま使用し、小粒など粒が残っているものはみじん切りする。
3.納豆にみじん切りしたほうれん草を混ぜる(その後は7倍粥などに乗せてください)。
このレシピは・・・
納豆ごはんだけでは色味が乏しいため、ほうれん草をプラスして栄養と色味を足しました。納豆が苦手な子が多いので、小さいうちから納豆の味に慣れることで苦手意識も減ります。栄養価も高く、価格も安いので、積極的に取り入れたい食材の1つです。
タラのほうれん草餡かけ
材料
・タラ・・・10g
・ほうれん草・・・葉先2~3枚
・BF和風だしの素・・・1/2~1袋
・水溶き片栗粉・・・適量
1.タラは皮と骨を取り除いたものを茹でて粗めのみじん切りにする。
2.ほうれん草は茹でてあく抜きを済ませ、2~3mm程度にみじん切りする。
3.小鍋に和風だしと分量の水、ほうれん草を入れて沸騰させ、沸騰したら火を止めて水溶き片栗粉を入れてとろみをつける。
4.タラをお皿に盛り、上から③のあんかけをかける。
このレシピは・・・
白身魚はパサつきやすく、食べにくいので和風餡でとろみをつけ、食べやすくしています。白身魚なら鯛などの別の魚を使っても出来ますので、手に入りやすい魚で作ってみてください。自家製の野菜だしなどを使用すると、栄養価も上がるのでおすすめです。
ほうれん草とりんごのヨーグルトサラダ
材料
・ほうれん草・・・葉先2~3枚
・りんご・・・10g
・プレーンヨーグルト・・・大さじ1
1.ほうれん草は茹でてあく抜きをして、2~3mm程度にみじん切りする。
2.りんごはすりおろしておく。
3.ヨーグルトにほうれん草とりんごを入れて混ぜ合わせる。
このレシピは・・・
デザート感覚で食べられる甘いサラダです。りんごではなく、桃やバナナなどでも代用可能ですので、手に入る果物でアレンジしてみてください。桃やバナナなど甘みの強い果物を使用する場合は、果物の量を5gに減らしても良いでしょう。
離乳食後期のほうれん草レシピ
ほうれん草の白和え
材料
・ほうれん草・・・葉先3枚
・人参・・・10g
・絹豆腐・・・15g
・砂糖・・・ひとつまみ
・醤油・・・2滴
1.ほうれん草は茹でてあく抜きをして、5mm程度にみじん切りする。
2.人参は皮を剥いて半月切りにしてから柔らかく茹で、5mm角に切る。
3.豆腐は茹でてから潰し、ほうれん草と人参を混ぜ、砂糖と醤油で軽く味付けする。
このレシピは・・・
色々な食感が楽しめる1品です。豆腐は茹でた後にしっかりとお湯をきっておくのがポイントです。人参は予め小さく切るよりも、ある程度大きさを残して薄めにカットする方が早く茹であがります。
ほうれん草のかきたま汁
材料
・ほうれん草・・・葉先3枚程度
・溶き卵・・・少々
・BF和風だし・・・1/2袋
・醤油・・・小さじ1/2
・水・・・100ml
1.ほうれん草は茹でて水にさらし、あく抜きを済ませたら5mm程度のみじん切りにしておく。
2.小鍋に水を入れて沸騰させ、和風だしを入れて溶かす。
3.溶き卵を入れ、少し間をおいてから箸で全体をかき混ぜる。
4.卵にはしっかりと火を通し、卵が固まったら醤油、ほうれん草を入れ、全体をかき混ぜる。
このレシピは・・・
大人のかきたま汁には塩も入れますが、赤ちゃん用なので塩は入れていません。かきたま汁は卵がふんわりとしていて、あまり火を通しませんが、赤ちゃんに卵を食べさせる時はしっかりと加熱が必要ですので、長めに火を通すようにしましょう。多めに作って冷凍保存をしておくのもおすすめです。
ほうれん草ともやしのバター醤油炒め
材料
・ほうれん草・・・葉先5枚程度
・もやし・・・5~8本
・醤油・・・2~3滴
・バター・・・5g
1.ほうれん草は茹でてあく抜きをし、5mm程度のみじん切りにする。
2.もやしは芽の部分を取り除き、5mm~1cm程度に刻む。
3.フライパンにバターを溶かし入れ、もやしを炒める。
4.もやしに火が通ったら、ほうれん草、醤油を入れて、全体をしっかりと混ぜる。
このレシピは・・・
調味料を少し加えて、野菜だけでも食べやすくしています。離乳食後期になると、使える調味料も少しずつ増えるので、離乳食に取り入れてくださいね。また、ひき肉(10~15g程度)をプラスするとお肉の旨みも加わるので、また違った味になるのでお試しください。
ほうれん草と桜えびのスクランブルエッグ
材料
・ほうれん草・・・葉先3枚
・桜えび・・・小さじ1杯
・溶き卵・・・1/4個分
・サラダ油・・・少量
1.溶き卵1/4個分に桜えびを入れ、水分を含ませて柔らかくしておく。
2.ほうれん草は茹でてあく抜きをし、5mm程度のみじん切りにする。
3.ほうれん草も➀に加え、混ぜ合わせておく。
4.熱したフライパンにサラダ油を少量入れ、卵を流し入れて少し間をおいてから全体をかき混ぜていく。
5.ひっくり返して反対側も火を通す。
このレシピは・・・
我が家でも朝ごはんメニューとしてよく作っていたものです。スクランブルエッグは入れる具を変えるだけでバリエーション豊富で助かるメニューです。そして野菜が入っていても、みじん切りにしちゃえば卵の風味で気にせず食べてくれます。お家にある材料でアレンジしてください。
豆腐のほうれん草餡かけ
材料
・ほうれん草・・・葉先2~3枚
・豆腐・・・20g
・かつお節・・・適量
・醤油・・・2~3滴
・水溶き片栗粉・・・適量
1.ほうれん草は茹でてあく抜きを済ませ、5mm程度のみじん切りにしておく。
2.豆腐は茹でて粗めに潰し、器に盛っておく。
3.小鍋にほうれん草と水を大さじ2杯、かつお節、醤油を入れて沸騰させる。
4.火を止めて水溶き片栗粉でとろみをつける。
5.➃の餡を豆腐の上にかける。
このレシピは・・・
豆腐は柔らかくて食べやすく、我が家でもよく食べてくれていたので、その上に野菜餡をかけて野菜も一緒に食べてもらおうと考えたレシピです。とろみもついているので、ぺろっと食べてくれる1品です。お好きな葉野菜でアレンジが可能ですので、お試し下さい。
離乳食完了期のほうれん草レシピ
鉄分補給ほうれん草ごはん
材料
・ほうれん草・・・葉先3枚
・乾燥ひじき・・・ひとつまみ
・ひき肉・・・15g
・軟飯・・・80g
・BF和風だし・・・1袋
・いりごま(白)・・・ひとつまみ
1.ひじきは水で戻してから細かく刻んでおく。
2.ほうれん草は茹でてあく抜きをして、1cm程度に刻む。
3.小鍋にBFの和風だしを1袋と分量の水を加えて沸騰させ、ひき肉とひじきを加えて火を通す。
4.③にほうれん草と軟飯を加え、仕上げにゴマを混ぜる。
このレシピは・・・
鉄分不足にならないように、鉄分に注目して作ったごはんです。野菜とお肉が入っているので、この混ぜご飯とスープがあれば簡単に1食が完成しますね。
ちなにに、ひじきは消化しにくい食べ物と言われていますので、赤ちゃんに食べさせる時は細かく刻んでから使いましょう。
ほうれん草の胡麻和え
材料
・ほうれん草・・・20g
・いりごま(白)・・・ひとつまみ
・醤油・・・1~2滴
1.ほうれん草は茹でてあく抜きをし、1cm程度に刻む。
2.➀にすりごまと醤油を加えて混ぜ合わせる。
このレシピは・・・
大人用の胡麻和えを作る際に、子ども用によく作っていた「とりわけメニュー」です。ほうれん草の葉先と茎を使用していますが、茎が苦手なお子さんの場合は葉先のみで作ってあげてくださいね。
我が家では食欲にムラがあったので、胡麻和えを残した時はその後、あんかけにしてご飯にかけ、丼としてよくリメイクもしていました。味はついているので、水分を加えて水溶き片栗粉を入れるだけで出来ますので、残された場合は・・・お試しくださいね。
ササミ肉とほうれん草のフライ
材料
・ほうれん草・・・葉先6枚程度
・ササミ肉・・・15g
☆醤油・・・2滴
☆水・・・大さじ1杯
★小麦粉、溶き卵、パン粉・・・各少々
1.ササミ肉はそぎ切りにする。
2.ボウルまたは袋に☆を入れて混ぜ合わせ、➀のお肉を入れ揉んでおく。
3.②のお肉の水分をしっかりと拭き取り、ほうれん草を2枚ずつ巻いて爪楊枝で止める。
4.③に小麦粉→溶き卵→パン粉をつけていき、170度の油でこんがり揚げる。
このレシピは・・・
お肉に野菜を巻き付けて揚げると、野菜も隠れるので自然とお肉と一緒に野菜を食べさせることが出来ます。そぎ切りにしているので、赤ちゃんも手づかみがしやすく、練習にもなります。
ネバネバサラダ
材料
・ほうれん草・・・20g
・オクラ・・・10g
・納豆・・・20g
・かつお節・・・少々
・醤油・・・2~3滴
1.ほうれん草は茹でてあく抜きをして、1cm程度に刻む。
2.オクラも茹でてみじん切りにしておく。
3.ボウルに納豆、オクラ、ほうれん草、醤油を入れてよくかき混ぜる。
4.器に盛りつけたらかつお節を振りかける。
このレシピは・・・
納豆の粘りでつるっと食べやすいサラダです。小さいうちから納豆を食べさせて、嫌いにならないようにしたかったので、離乳食の時からよく納豆は取り入れていました。我が家ではオクラはみじん切りで食べさせることが多かったですが、慣れているお子さんは小口切りで食べさせてあげると噛む練習になります。
まとめ
今回は葉野菜の代表である「ほうれん草」についてまとめました。茹で方やあく抜きについてなど、大人と違う処理の方法もあり、私も実際に調べるまでは知りませんでした。慣れている調理でも赤ちゃんの場合はゆで時間など、違うことも多いので、しっかりと確認してから離乳食を作ってあげると安心ですね。
他の野菜や果物、肉や魚についても少しずつまとめていくので、お役に立てれば嬉しいです。