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離乳食初期「りんごはいつから?」量とレシピと冷凍保存方法を紹介

      2017/03/06

今回は果物の中でも「りんご」に注目して1つにまとめてみました。離乳食の時期別の量やレシピや栄養価、美味しいりんごの見分け方などもご紹介します。

 

 

離乳食で生りんごはいつから(何ヶ月から)食べれるの?

りんごは離乳食初期5~6ヶ月から取り入れることが出来ます。ただ、まずは10倍粥に慣れ、野菜類も順調に食べ進めることが出来ている赤ちゃんに限られます。

りんごの生は、生後5ヶ月から食べることが出来ますが、はじめから大人のように、りんごの塊を口にほおばることはできません。最初は、すりおろすなどの下ごしらえが必要になります。

りんごは離乳食の時期により、食べさせ方が異なるのでご紹介します。あくまで目安ですので、赤ちゃんの食べ進め具合や歯の生え具合によって調理を変えてください。

 

離乳食初期りんごは加熱が必要?

りんごは、離乳食初期から生でも食べることが可能です。そのため、必ずしも加熱調理をする必要はありません。しかし、加熱することで、消化吸収がよくなったり、アレルギー物質を軽減してくれる働きがあるので、お腹を下しやすい子や、アレルギーが心配な人は、加熱したりんごを与えるとよいでしょう。

 

 

離乳食 りんごの「栄養素と栄養価」効能を解説

風邪をひいたときなどに「すりおろして食べる」と良いと聞きますが、りんごにはどのような効能があるのでしょうか?りんごを食べると良いと言われる理由を詳しくご紹介します。

 

りんごの効能

整腸効果が期待できる

りんごには水溶性食物繊維のペクチンが含まれている為、整腸効果が期待出来、便秘解消にも繋がります。りんごに含まれるペクチンは「アップルペクチン」と呼ばれており、腸内の乳酸菌を増やして腸内環境を良くしてくれる効果が期待できます。

 

美肌効果が期待できる

意外と知られていませんが、りんごにはポリフェノールが含まれています。ポリフェノールの抗酸化作用により、老化防止が期待出来、メラニン色素の生成を抑えて美白効果も期待できるので、ママにも嬉しい効能があります。

 

血流改善効果がある

りんごに含まれるポリフェノールの働きにより、ドロドロの血液をサラサラにして血流改善の効果が期待出来ます。りんごにはポリフェノールが100種類以上含まれていると言われています。

 

また、りんごに含まれるカリウムの働きにより血圧低下も期待できます。

 

疲労回復におすすめの果物

りんごにはりんご酸やクエン酸も含まれているので、育児で頑張っているママに疲労回復果物としてもおすすめです。

 

虫歯の予防になる

りんごに含まれているアップルフェロンの効果により、虫歯予防になると言われることもあります。アップルフェロンには、歯に虫歯の原因となる菌が付きにくくなる効果があります。アップルフェロンを上手に摂取するには、皮付きが良いと言われています。しかし、りんごを食べれば虫歯にならないということではないため、食後は歯磨きをしてあげましょう。

 

 

りんごのカロリー

りんご100g(約1/2個)あたりのカロリーは約54kcalです。ちなみに、バナナは1本(中ぐらい)あたり86kcalですので、バナナに比べるとりんごはカロリーが低めだということが分かりますね。しかし、果物全般で見ると糖質(糖分)は多い果物に分類されますので、食べさせすぎには気をつけましょう。

 

 

 

 

離乳食りんごの「切り方」と「食べさせ方」


引用元 https://oceans-nadia.com/user/24312/recipe/128870

ここでは、リンゴの時期別による切り方と食べさせ方についてお伝えをしたいと思います。

離乳食初期(生後5ヶ月~6ヶ月)のりんごの切り方と食べさせ方


引用元 https://oceans-nadia.com/user/24312/recipe/128870

・すりおろして食べさせる

はじめは、ひとさじから与えます。慣れてきたら、徐々に量を増やしていきます。

※りんごはアレルギー品目に指定されている食べ物であるため、初めて食べさせる時は小さじ1杯の量を守り、食べさせた後1~2時間は様子を見守ってあげましょう。

 

離乳食中期(生後7ヶ月~8ヶ月)のりんごの切り方と食べさせ方


引用元 https://oceans-nadia.com/user/24312/recipe/128870

・すりおろして食べさせる

慣れたら・・・

・粗みじん切りにして食べさせる

もしくは、

・加熱したりんごを与える

調味料がまだ使用出来ないこの時期には、果物を使って風味付けすると食が進むこともあります。果物の果糖は消化と吸収がよいので、直ぐにエネルギーになるため食の細い子におすすめです。

さつま芋やかぼちゃなどの柔らかめの食材をみじん切りで食べられるようになったら、徐々にステップアップして、慣れたらりんごも粗みじん切りで食べさせてあげましょう。慣れたら、さらにすこしずつ粗くしていきましょう。

もしくは、加熱したりんごを与えても良いでしょう。加熱することで、消化が良くなり、甘味が増します。お腹を下しやすい、食べが悪い場合は、加熱したりんごがおすすめです。

作り方は、リンゴを5ミリ角に切って、器に入れます。そして、水を小さじ1程度加え、600Wの電子レンジで1分半加熱すれば出来上がりです。加熱後は、充分に冷ましてから与えて下さい。

 

 

離乳食後期(生後9ヶ月~11ヶ月)のりんごの切り方と食べさせ方


引用元 https://oceans-nadia.com/user/24312/recipe/128870

・粗みじん切りにして食べさせる or 加熱したりんご

慣れたら・・・

・5mm程度の角切りにして食べさせる(生)

1日3食の食べる量が安定してきたら、食べ物の大きさも少しずつ大きくしましょう。1度食べさせてみて食べにくそうだった場合は、迷わず元の大きさに戻してあげましょう。食べにくい大きさのまま続けると、丸飲みの危険もあるので気をつけてあげましょう。

 

離乳食完了期(1歳~1歳半)のりんごの切り方と食べさせ方


引用元 https://oceans-nadia.com/user/24312/recipe/128870

・5mm~1cm角程度にカットして食べさせる

掴み食べの練習に・・・

・三角形のような薄いくし形切りにして食べさせる

この時期になると、固さのあるものに慣れてくる頃なので、生のりんごをそのままの形で食べられるようになってきます。薄切りから始めて、少しずつ大きくして噛む練習もさせてあげましょう。

また、形を変えることも赤ちゃんにとっては新鮮なことなので、時折切り方を変えて食べさせてあげることもおすすめです。

 

 

 

 

時期別 離乳食のりんごの目安量(適量)

離乳食初期(生後5ヶ月~6ヶ月)のりんごの目安量(適量)

離乳食初期のりんごの目安量(野菜と果物の目安量)

1回食あたり 15g

りんごはアレルギー品目に指定されていますので、初めて食べさせる時は十分に注意してあげましょう。まずは小さじ1杯を限度とし、食べた後はしっかりと様子を見守ってあげましょう。初めて食べる物を直ぐに吐き出してしまう子もいますが、これも防衛反応であることも。吐き出してしまった場合は無理して食べさせずに、期間をあけてから再チャレンジしましょう。

 

初日に食べさせてからアレルギー反応が出なければ徐々に小さじ2、小さじ3と量を増やして行きましょう。赤ちゃんの消化機能は未熟なため、離乳食初期は目安量を超えないように気をつけてあげましょう。また、離乳食初期のりんごは必ず加熱したものを食べさせてあげましょう。加熱すると甘みも増します。

 

離乳食中期(生後7ヶ月~8ヶ月)のりんごの目安量(適量)

離乳食中期のりんごの目安量(野菜と果物の目安量)

1回食あたり 20~30g

離乳食中期も加熱したりんごを食べさせてあげるのがおすすめです。ヨーグルトなどに砂糖代わりに入れることもおすすめです。より便秘効果に期待も出来ます。

 

離乳食後期(生後9ヶ月~11ヶ月)のりんごの目安量(適量)

離乳食後期のりんごの目安量(野菜と果物の目安量)

1回食あたり 30~40g

離乳食後期になれば、生のりんごも少しずつ食べさせてあげても良いでしょう。りんごをしっかりと洗い、皮付きのまま薄切りで食べさせてあげると、より栄養価もアップします。

 

離乳食後期になり1日3食に進むと栄養バランスを意識しなければなりません。バランスの良い食事になるように、野菜との割合を考えて食べさせてあげましょう。

 

離乳食完了期(1歳~1歳半)のりんごの目安量(適量)

離乳食完了期のりんごの目安量(野菜と果物の目安量)

1回食あたり 40~50g

離乳食後期で薄いりんごに慣れていれば、完了期では厚みを増やしましょう。手で持ちやすい大きさにしたり、フォークで刺しやすい形にすることで、手づかみ食べやフォークの練習もさせてあげましょう。苦手な食べ物が分かっていれば、加熱して甘みの増したりんごと混ぜて食べさせることも良いでしょう。暑い時期には凍らせてアイスにし、デザート感覚で食べることもおすすめです(りんごの冷凍方法は下記でご紹介しています)。

 

 

離乳食 りんごの「加熱調理」の方法

離乳食におけるりんごの加熱調理の方法は色々ありますが、代表的なものを紹介したいと思います。

 

離乳食りんご「電子レンジ」を使った調理方法

耐熱容器にすりおろしたりんごやカットりんごを入れて、ふんわりとラップをしたら500Wで10~20秒加熱します。固さは、時間を調整して下さい。

忙しい時でも、手軽に加熱調理できる電子レンジは非常に便利です。

 

離乳食りんごを「煮る」調理方法

煮りんご、コンポート

お好みのサイズにカットしてリンゴジュースや砂糖水で煮て、火を通します。

※作り方はレシピ集で詳しく載せています。

 

 

 

りんごの「保存方法」

りんごは保存性の高い果物と言われていますが、時期によって最適な保存方法が異なります。りんごは寒い時期の果物ですので、気温が寒い時期の方が長持ちします。

 

りんご「寒い時期」の保存方法

寒い時期のりんごの保存方法は、新聞紙に包んで(乾燥を防ぐため)涼しい場所で保存してあげましょう。

この方法で、2週間から長くて1カ月程度保存することが出来ます。

 

 

りんご「温かい時期」の保存方法

暖かい時期や暖かい部屋で保存する場合は、冷蔵庫での保存がおすすめです。りんごはエチレンガスを出すため、他の果物と一緒に保管すると他の果物が早く熟してしまいますので、他の果物と一緒に保管する場合はりんごをビニール袋に入れて口を閉じ、新聞紙で巻いてから冷蔵庫に保管すると良いでしょう。

この方法で、2週間から長くて1カ月程度保存することが出来ます。

 

 

 

離乳食 りんごの「冷凍保存方法」

ここでは、離乳食における冷凍保存について詳しくお伝えをしていきたいと思います。

離乳食のりんごは「生」でも冷凍できるの?

りんごは、生でも冷凍できます。

カットする大きさによって袋を使い分けて下さい。

 

りんご1個を丸ごと冷凍する場合

りんごをまるごと1個冷凍する場合は、ビニール袋やジッパーなどに入れてそのまま冷凍して下さい。解凍する時は、常温に2時間程度おいて自然解凍してお使い下さい。

 

半分、四つ切、八つ切り、一口大の生りんごを冷凍する場合

半分、四つ切、八つ切り、一口大サイズにカットしたりんごを冷凍する場合は、カットしたりんごをジッパーに入れて空気をしっかりと抜いてフタをして下さい。袋に空気が入った状態で冷凍すると変色しやすくなります。

ジッパーのフタを9割閉めた状態で、袋にストローをさして吸うとキレイに空気が抜けるのでおすすめです。変色を極力抑えたい方は、レモン水や砂糖水につけてから冷凍保存することで変色を抑えることができます。

 

スライスした生りんごを冷凍保存する場合

スライスしたりんごを冷凍保存する場合は、ジッパーに入れて保存します。その際にラップに1回分の小分けにしてジッパーに入れておくと使う時に便利です。スライスは、変色しやすいので、レモン水や砂糖水などの変色処理をしておいた方がキレイな色で保存できます。

こちらも、ジッパー内の空気をストローでしっかりと抜いて真空状態にして冷凍保存しましょう。

 

離乳食 「加熱処理」したりんごを冷凍保存する方法

りんごは、加熱処理をしてから冷凍保存することもできます。特に離乳食初期にりんごを与える際には、加熱処理をしたりんごを与えた方が、お腹の消化にも優しいですし、アレルギー物質も抑える効果が期待できます。

保存の方法は、りんごの皮を剥いて適当な大きさにカットし、鍋で水から煮たてます。この時に、1回分の量に小分けして冷凍保存すると使いやすくて便利です。また、砂糖で煮詰めて、コンポートにしてもよいでしょう。

冷凍保存の方法は、生の時と同じように、ジッパーに入れて空気を抜いて冷凍します。

 

 

離乳食 りんごの「すりおろし」を冷凍する方法

離乳食初期の食事用にすりおろしりんごを冷凍しておきたい、離乳食のやきにく用のタレに使うものを冷凍しておきたい、、

こう思われる人もおられるかもしれません。

しかし、残念ながら、すりおろしりんごは、冷凍には適しません。どうしてかというと、すりおろしりんごは変色するリスクが非常に高いからです。すりおろしりんごを変色させずに、冷凍するのは難しいといえるでしょう。

そこで、おすすめしたいのが、「冷凍したカットりんごをすりおろす」方法です

これだと、いつでも、すりおろしたての「すりりんご」を作り出すことが可能ですし、偏食の心配がありません。やり方は、冷凍した適当なカットりんごを、凍った状態ですりおろすだけです。

 

 

 

カットりんごが変色する原因?

切ったりんごをしばらく放置しておくと茶色や黒くなるのは、リンゴに含まれるポリフェノールの一種であるエピカテキンやクロロゲン酸が酸化酵素によって空気と反応して酸化し、変色してしまうためです。

つまり、りんごの変色を防ぐ為には、りんごと空気を触れさせないようにりんごをコーティングまたはガードする必要があるということになります。それでは、りんごを空気から守るための方法をいくつか紹介したいと思います。

 

 

りんごの変色(茶色や黒くなる)を防ぐ方法

りんごの変色を防ぐ方法には以下のような方法があります。

  • りんごをレモン水につける
  • りんごを食塩水につける
  • りんごを砂糖水につける
  • りんごをハチミツにつける

 

りんごをレモン水につける

一番ポピュラーな方法がレモン水につけるという方法です。レモンに含まれるビタミンCが変色の元になるポリフェノールより先に空気と酸化するために、変色を防ぐことができます。

【やり方】

1カップの水にレモン果汁を大さじ1杯分入れて、適当な大きさにカットしたりんごを5分ほどつけておきます。

 

りんごを食塩水につける

食塩水につける方法は、昔から使われている方法です。塩の成分であるナトリウムイオンが壁をつくり酸化を防ぎます。ただ、塩を入れすぎると辛くなるので注意が必要です。

【やり方】

1カップの水に塩を小さじ半分入れて、適当な大きさにカットしたりんごを5分ほどつけておきます。

 

りんごを砂糖水につける

砂糖水につけることで変色を防ぐことが出来ます。また、砂糖につけることでりんごの甘味が増す効果があります。

【やり方】

1カップの水に大さじ1杯の砂糖を入れて10分つけておきます。

 

りんごをハチミツにつける

ハチミツには、ペプチド化合物が変色する反応を抑えてくれる働きがあり、りんごの変色を防ぐ効果があります。

【やり方】

カップ1杯分の水に大さじ2杯のハチミツを混ぜます。このハチミツ水にカットしたりんごを10分つけておきます。

 

どれが、一番いい方法というわけではありませんが、上記のような変色防止の処理をすることによって、りんごに多少の味の変化が生まれます。実際におためしになって、自分にとって後味のよい方法を選んで頂ければと思います。

 

 

変色しない!「カットりんごの保存方法」

カットしたりんごを保存しておきたいけど、変色はさせたくない、、

という方へ、カットりんごの最適な保存方法を紹介します。

変色防止処理をしたりんごの最適な保存方法

まず、お好みのサイズにカットしたりんごを前説でお伝えした「変色しない方法」で下処理を行って下さい。そして、処理済みのカットりんごをジッパー(ジップロック)に入れて空気が入らないようにフタをして下さい。

これだけで、3日間は、カットりんごを変色させずに保存することが出来ます。

 

 

 

離乳食に向いているりんごの種類と品種

りんごには、様々な種類や品種がありますが、どの品種が離乳食に適しているのでしょうか?

離乳食に適している品種は、主に

  • ふじ
  • サンフジ
  • シナノゴールド
  • 紅玉

などの品種です。これらは、りんごの中でも甘みが強い種類と言われています。

スーパーでよく売られているジョナゴールドは、酸味が強目なので、離乳食にはあまりオススメ出来ません。

 

 

美味しいりんごの選び方

お店で販売されているりんごの中で、美味しいりんごの選び方には幾つかのポイントがあります。以下を参考に、美味しいりんごを選んであげてください。

 

美味しいりんごのポイント

・おしりまで赤い(おしりの方が青っぽいものは、まだ熟していないサインです)

・枝が太くて、干からびていないもの

・香りのよいもの

・重たいもの(重いほど果汁がたっぷり)

・表面がザラザラまたはデコボコしているもの

青りんごを選ぶ場合は、全体的に色のムラがないものを選んで下さいね。

ちなみに・・・

りんごを選ぶ際、手に取ったらベタベタするりんごに触ったことがありませんか?

防虫剤などの農薬の影響かと思う方も多いと思いますが、実はりんごそのものが出している成分なのです。天然のものなので、不安に思う必要はありません。

 

 

 

離乳食 「りんごアレルギー」の症状と注意点

あまり、知られていませんが、実は、りんごもアレルギーの危険性が存在します。特に、すりおろしたりんごや100%ジュースなどでは、症状が出やすいと言えます。

逆に、加熱したコンポートやジャムなどの加熱商品ではアレルギーの症状はほとんどでません。そのため、生りんごを始めて口する時には、充分に注意をする必要があります。

 

りんごアレルギーの症状

あかちゃんに起こるアレルギーはどのような症状が現れるのでしょうか?りんごによるアレルギー症状は口腔アレルギーと呼ばれるものです。主に味覚が変わったり、口の中に痛みを感じたりします。

しかし、赤ちゃんの場合には自分から意思を伝えることができないので、りんごを摂取して急に不機嫌になったり、口元を気にするようならアレルギーを疑った方が良いかもしれません。

また、中には、嘔吐や吐き気や湿疹などの重篤症状があらわれるケースもあり、こういった症状からアラフィラキシーショックを引き起こすこともありますので、おかしいと感じたら早めに通院、場合によっては救急車を呼びましょう。

 

りんごアレルギーの注意点

始めて、りんごを与える時は、すりおろしたりんごをmごく少量を与えて、異常がないか様子を観察しましょう。食べた直後ではなく、しばらくたってから、アレルギー症状があらわれることもありますので、数時間は様子を観察した方がいいでしょう。

アレルギーが気になる人は、りんごの加熱調理がおすすめです。りんごに熱を通すことでアレルゲンを死滅させることができます。ただし、熱を通したからといって、100%アレルギーを防げるわけではありません。

 

アレルギーと思ったらただのかぶれ

よくあるのが、アレルギーと皮膚のかぶれを勘違いする人です。赤ちゃんの肌はとてもデリケートです。そのため、果汁などが口の周りについて長時間放置していると、皮膚がかぶれたり、湿疹が出来たりします。

これを、アレルギーと勘違いする人がけっこうおられます。湿疹が出たからと言ってアレルギーとは限りません。慌てずに様子を観察しましょう。アレルギー症状は、短期間で収まることが多いです。逆に、かぶれなどは、治るのに時間がかかります。

 

 

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時期別 りんごの離乳食レシピ

離乳食の時期別「りんご」を使ったレシピをご紹介します。「簡単」を意識して考えたレシピですので、良かったら作ってみてくださいね。

 

離乳食初期のりんごレシピ

りんごと人参のすりおろし

材料

・りんご・・・10g

・人参・・・5g

1.りんごとにんじんの皮を剥いてすりおろす。

2.耐熱容器に➀を入れて、ラップをふんわりとかけて30秒程加熱する。

このレシピは・・・

野菜はなかなか食べてくれない我が子のため、好きな果物と合わせて食べやすくしたメニューです。慣れたら人参の量を増やしても良いですよ。人参の代わりにりんごと相性の良い大根のすりおろしを使用するのもおすすめです。

 

おろしりんご

材料

りんご・・・10g

大根・・・5g

1.りんごと大根は共にすりおろしておく。

2.すりおろしたりんごと大根を耐熱容器に入れて、ラップをふんわりとかけて30秒程度加熱する。

このレシピは・・・

大人用に大根おろしを作ると、つい余ってしまうので余った大根おろしはよく離乳食に回していました。我が家では大根をそのまま出しても食べてくれなかったので、よく果物と混ぜて食べさせていました。

 

豆腐のりんごソースがけ

材料

絹豆腐・・・20g

りんご・・・15g

1.豆腐は茹でてから、裏ごしする。

2.りんごはすりおろしておく。

3.器に豆腐を盛りつけ、その上に②のりんごをかける。

このレシピは・・・

淡白な豆腐にりんごソースで味をつけ、食べやすくしました。豆腐は様々な野菜や果物と相性が良いので、他の野菜などを同じようにしてかけて食べるのもおすすめです。甘みのある野菜や果物がおすすめです。

 

離乳食中期のりんごレシピ

りんごとバナナのヨーグルト

材料

・りんご・・・10g

・バナナ・・・5g

・ヨーグルト・・・大さじ1

1.バナナは3~4mmの角切りしに、りんごはすりおろしておく。

2.ヨーグルトにバナナとりんごを入れて混ぜる。

このレシピは・・・

バナナの記事でもご紹介したレシピです。お好きな果物で作ったり、果物と野菜を合わせても美味しいです。ヨーグルトは酸味がやや強いので、野菜を入れる時は甘みのある野菜を使うのがおすすめですよ。便秘解消レシピです☆

冷たいままだと気になる方は、少し温めてから食べさせてあげると良いですよ。ちなみに・・・ヨーグルトは温めて食べると、ヨーグルトに含まれているカルシウムの吸収率が上がります。

 

りんごとササミのサラダ

材料

・りんご・・・20g

・ササミ肉・・・10g

・片栗粉・・・少量

1.筋を取り除いたササミ肉に片栗粉を薄くまぶす。

2.➀を茹でてザルに上げ、包丁で細かく刻むか、すり鉢などですり潰す。

2.りんごは皮を剥いてすりおろしておく。

3.ササミ肉に②のりんごを混ぜ合わせる。

このレシピは・・・

ササミ肉はパサついてしまい、なかなか赤ちゃんも上手く飲み込みにくい食べ物ですよね。少しでも食べやすくするために、片栗粉とりんごを使ってササミ肉を食べやすいようにしてみました。お好みでりんごの量を調整してくださいね。

 

ゆでブロッコリーのヨーグルトソース掛け

材料

ブロッコリー(上部の柔らかい部分)・・・20g

りんご・・・20g

プレーンヨーグルト・・・20g

1.ブロッコリーは柔らかく茹でて包丁で細かく刻む。

2.りんごはすりおろして、ヨーグルトと混ぜる。

3.➀のブロッコリーをお皿に盛り、横に②のヨーグルトソースを乗せる。

このレシピは・・・

青臭いブロッコリーは、我が家でもなかなか食べてくれない食材の1つだったので、フルーツ甘みをプラスして食べやすくしました。成長時期に応じてブロッコリーの大きさを変えれば、長く使えるレシピです。

 

離乳食後期のりんごレシピ

トーストと人参りんごジャム

材料

食パン・・・8枚切り1/2

りんご・・・10g

人参・・・10g

砂糖・・・小さじ1/2

1.りんごと人参はすりおろしておく。

2.小鍋に➀と砂糖を入れ、具材がギリギリ浸かる程度の水を加える。

3.②の水分がなくなる直前まで弱火で煮詰める(時々かき混ぜながら焦げないように注意する)。

4.食パンは好きな形にカットし、トースターで焼く。

このレシピは・・・

大人用のジャムは糖分が多いので、赤ちゃん用のジャムを手作りしました。甘いりんごを使用する場合は、砂糖を入れなくてもりんごだけの甘さでOKです。多めに作っておくと、冷凍保存も出来ます。

 

りんごのコンポート

材料

・りんご・・・1/2個

・赤ちゃん用りんごジュース・・・1パック

1.りんご1個を皮を剥いて4等分にし、種を取り除き2切れ使用します。薄くスライスします(細長いスライスになるように)。

2.鍋にスライスしたりんごとりんごジュースを入れて弱火で煮詰める。

3りんごジュースがなくなる直前ぐらいに火を止めます。なくなってしまうと焦げるので気を付けてください。

このレシピは・・・

甘みの少ないりんごでも、ジュースのおかげであま~いコンポートになります。あえて多めの材料を設定しているので、冷凍して活用して下さいね。1回分ずつに小分けして冷凍保存すると便利です。ママのおやつにも、ケーキ作りにも使えますよ。

私が使用したジュースは、1パック125mlのアンパンマンのジュースですが、ジュースの量が少々多くても少なくても作ることができますよ。

 

りんごのコンポート入りヨーグルト

材料

・上記のりんごのコンポート・・・2切れ

・ヨーグルト・・・20g

1.上記のレシピで作っておいたりんごのコンポートを細かく刻む。

2.ヨーグルトに➀を混ぜる。

このレシピは・・・

りんごのコンポートを使った簡単おやつレシピです。ヨーグルトは無糖ヨーグルトを使っています。

 

離乳食完了期のりんごレシピ

りんごみかんのミルクスムージー

材料

りんご・・・20g

みかん・・・20g

牛乳・・・80~100ml

1.りんごは皮を剥いて一口大にカットし、みかんは薄皮と筋を取る。

3.果物と牛乳をミキサーに入れて混ぜる。

このレシピは・・・

市販のジュースは添加物や糖分が気になるので、手作り無添加のジュースを飲ませたくて考えました。お子さんの苦手なお野菜も一緒に入れれば、果物の甘さでゴクゴク飲んでくれますよ。

 

りんごとレーズンのパンケーキ

材料

小麦粉・・・20g

ベーキングパウダー・・・小さじ1/2

牛乳・・・大さじ2

りんご・・・10g

レーズン・・・5粒~7粒

1.りんごはすりおろしておく。

2.ボウルに小麦粉、ベーキングパウダーを入れて菜箸などで混ぜる。

3.②に牛乳、すりおろしたりんご、レーズンを入れてよく混ぜる。

4.小さめのフライパンに油を入れて加熱し、一度濡れ布巾の上にフライパンを乗せ再び戻してから生地を全て流し入れる。

5.片面にフツフツと泡が出始めたら裏返して反対側も焼く。

このレシピは・・・

育児本に乗っていたパンケーキのレシピを、簡単にアレンジしたものです。レーズンは栄養豊富ですが、そのままでは食べにくいのでパンケーキに混ぜて食べやすくしています。量はお好みで増減してくださいね。レーズンはそのまま入れても良いですが、そのままだと吐き出してしまう子もいるので、細かく切ってから入れても良いですよ。

 

まとめ

りんごは離乳食初期から使うことが出来ますので、完了期まで様々なレシピで活用して下さい。アレルギー品目に指定されている食品ですので、初めての場合は慎重に食べ進めてください。

りんごは栄養価も高く、値段も安いので、離乳食には、とても使いやすい果物です。果物デビューする際は、積極的に取り入れて頂きたい果物です。

うちの子もりんごは大好物で離乳食を始めた頃から好んで食べています。ぜひ、色々な料理にアレンジして作ってみてください。当サイトのレシピも参考にして頂ければ嬉しいです(^-^