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離乳食と「果物」糖質(糖分)の注意点!糖尿病との関係性

      2017/01/13

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離乳食で取り入れやすい果物は、優れた効能を秘めている反面、糖質(糖分)も気になるものです。この記事では、具体的な数値をランキング形式で分かりやすく紹介します。

また、「糖質」や「糖分」などの言葉と合わせて連想されるのが「糖尿病」です。離乳食期からなぜ糖尿病の話が出るのか?今回は果物の糖質と合わせ、気になる「糖尿病」についても詳しくまとめていますので、参考にしてみてくださいね。

 

 

 

離乳食期の糖質の多い果物

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果物は酵素を含み、様々な効能を秘めていますが、中には「糖質を多く含む果物」もあります。「糖質を多く含む」と聞くと身構えてしまいますが、果物に含まれる果糖は一般的なお砂糖に比べるとゆっくりと体内に吸収されます。そのため、血糖値の上昇は穏やかです。

 

果物には糖質がどれくらい含まれているのか、分かりやすくランキング形式でご紹介します。※離乳食期に避けたいトロピカルフルーツなども参考までに合わせてランキングにしています。糖質の多い果物が上位にランキングされています。

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糖質の多い果物ランキング

(可食部100gあたりの比較)

第1位

バナナ 21.4g

第2位

マンゴー 15g

第2位

ライチ 15g

第2位

ぶどう 15g

第5位

柿 15.5g

第6位

さくらんぼ 14g

第7位

りんご 13g

第8位

いちじく 12g

第9位

キウイフルーツ 11g

第10位

みかん 10.9g

第11位

プルーン 10g 

 第11位

梨 10g 

果物の中でもバナナは21.4gと圧倒的に脂質の量が多いことが分かりますね。脂質が多いと言っても食べさせてはいけないわけではありませんので、食べさせる量に気をつけながら赤ちゃんに果物をあげましょう。

 

 

 

糖質の少ない果物

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次に糖質の少ない果物についてランキング形式でご紹介します。※糖質が少ない果物が上位にランキングされています。

 

糖質の少ない果物ランキング

(可食部100gあたりの比較)

第1位

いちご 7.2g

第2位

レモン 7.6g

第3位

もも 8.9g

第4位

びわ 9.0g

第4位

オレンジ 9.0g

第4位

グレープフルーツ 9.0g

第7位

すいか 9.2g

第8位

ブルーベリー 9.6g

第9位

メロン 9.8g

今回比較した果物の中で糖質が少なかったのは、「いちご」という結果が分かりました。糖質の多い「バナナ」は21.4g、糖質の少ない「いちご」は7.2g約3倍の差がありますね。この先の赤ちゃんの健康面を考えると、この事実を知らないと知っておくのとでは大きな差が出そうですね。時折こうした脂質についても意識しながら離乳食のメニューを考えることも良いことですね。

 

 

 

小児糖尿病と離乳食

小児糖尿病とは?

よく耳にする「糖尿病」に「小児」とついていると別物の疾患のように思えますが、子どもが発症した糖尿病のことを「小児糖尿病」と呼びます。小児糖尿病は、常に血糖値が通常よりも高く、エネルギーになるブドウ糖が体内で吸収されずに血液中に溢れてしまう疾患です。

 

小児糖尿病には1型と2型があります。

小児糖尿病1型とは?

インスリンは膵臓で作られますが、1型の糖尿病の場合、インスリンを作る膵臓の細胞が破壊され、インスリンが作られずに不足します。約1万人に1人が発症すると言われており、1型の糖尿病は急に発症します。また、子どもに多いと言われるのが1型の糖尿病です。

 

以前は1型の糖尿病の原因は「遺伝」が大きく関係していると言われていました。しかし現在では、遺伝の要素は低いと考えられるようになり、新たに「食生活」という原因が挙げられるようになりました。和食を中心とした食生活から、欧米よりの食生活の流行による高カロリーの食事や、栄養バランスの崩れた食事、スナック菓子などの嗜好品などが原因の1つと考えられています。

 

1型の糖尿病の治療は主にインスリンの注射による治療ですが、これは生涯にわたって必要となります。その他に食事療法も必要となります。

 

小児糖尿病2型とは?

2型の糖尿病の場合はインスリンが膵臓で作られますが、インスリンの働きは悪かったり、作られる量が少量です。2型の糖尿病は、急激に発症する1型と比べてゆっくりと発症します。2型の糖尿病は成人の発症が多いと言われています。

 

2型の糖尿病は、遺伝が原因であったり、生活習慣の乱れ、喫煙、飲酒なども原因として挙げられています。治療方法としては、食事療法や運動などが挙げられます。

 

小児糖尿病の症状

小児糖尿病の初期では、目立った痛みなどの症状が現れないため、通常の生活の中では気付きにくいことが多いと言われています。進行するに連れて以下のような症状が目立つようになります。

・喉が渇く

・倦怠感(怠さ、無気力)

・頻尿(おねしょが増える)

・食事を摂るが体重が減少していく

 

小児糖尿病の予防

小児糖尿病の予防は、離乳食期から始まります。どのような点に気を付けて離乳食を作ると予防に繋がるのか、1点ずつ以下でまとめていますので、離乳食作りの参考にしてみてくださいね。

 

予防1:薄味

赤ちゃんの離乳食を大人が食べると「味がしない」と思うような薄味です。味がしないから美味しくないと思って早くから味の濃いものを食べさせてしまうと、その味に慣れた赤ちゃんは濃い味しか好まなくなります。早くから濃い味に慣れるということは、その分塩分等と取り過ぎてしまう危険性にも繋がります。薄味を意識して、食材本来の旨みを使った離乳食を食べさせてあげましょう。

 

幼児食に進むと、「離乳食は卒業したから少しなら・・・」とファーストフードやレトルト食材を食べさせてしまう方もいますが、幼児食の間も基本は薄味です。この時期は更に食への関心も高まっていくので、1度濃い味を食べるとくり返し欲しがってしまいます。糖尿病だけでなく、この先の健康的な体のために薄味を意識しましょう。この機会に大人も薄味になれると、パパやママの体も健康になるので、家族で薄味に変更するのも良いことですね。

 

予防2:バランスの良い食事

離乳食が1日2回、3回と進むにつれて、食事からの栄養摂取の割合が増えていきます。そのため、1日の食事の中でバランスの良い食事をとることが大切になります。食事だけで補えない栄養は、おやつの時間を利用して上手くバランスをとってあげましょう。おやつと言っても、市販の菓子類を利用するのではなく、さつま芋やかぼちゃなどの甘い野菜や、いちごやももなどの糖質の低い果物を食べさせるなど工夫をしましょう。

 

1日に出来るだけ多くの食材を取り入れてあげると、様々な栄養が補えます。冷凍保存など作り置きも利用して、出来る範囲で取り組んでみてくださいね。

 

予防3:1日3食、規則正しい生活

離乳食が進み、1日3食の食事が定着すると栄養は全て食べ物から摂取することとなります。1日3食がきちんと食べられないと、食事の時間以外でお腹が減り、間食に繋がってしまい生活の乱れにも繋がります。まずは規則正しい生活が送れるようにし、極力毎日決まった時間に3食のご飯を食べるようにしましょう。まずは朝の早起きから始め、日中は適度な遊び(運動)を取り入れていくと生活リズムが整って来ますよ。

 

また、市販のお菓子や甘い飲料などは与えないように心がけましょう。お菓子や甘い飲料の代わりに、果物を使っておやつを作ってあげたり、ミキサーにかけてスムージーにして飲ませてあげるなど、工夫をすると良いですね。糖質の気になる方は上の表で紹介した糖質の低いイチゴやもも、びわやオレンジなどを使って見てくださいね☆

それぞれの果物の効能・効果が知りたい方はこちらの記事でまとめていますので、参考にしてみてくださいね。

関連記事:離乳食初期の果物 食べられる物、食べられない物まとめ

 

 

予防4:適度な運動

離乳食作りと合わせて、運動も大切になります。日中、しっかりと体を動かすことで適度な運動が出来、お腹も減るので食欲も出ます。1日3食の食事をしっかりと食べることにも繋がり、運動の疲れで就寝も早まります。時間があれば公園などの広い場所で駆けまわったり、遊具で体を動かすのも良いですね。近所を軽く散歩するだけでも赤ちゃんにとっては十分な運動になりますし、ママも気分転換にもなりますね。お外に出てみないと見れない物や触れないものも多いですので、まずは近所の散歩から始めてみましょう。

 

 

 

まとめ

今回は意外と知らない果物の糖質についてまとめてみました。ランキング形式にしてみて比較して初めて知りましたが、ももやびわは糖質が多そうだと思っていたので、低めなのが意外でした。それにしてもバナナの圧倒的な糖質の多さには驚きとちょっとした焦りを感じました・・・。我が子はバナナが大好きなので(^_^;)

 

今回は果物の糖質と合わせて糖尿病についてもまとめました。糖尿病で一番怖いのは合併症です。糖尿病網膜症(最悪の場合、失明)、糖尿病腎症(進行して尿毒症になると、人工透析の必要あり)、糖尿病神経障害(酷くなると痛みを感じず、怪我等に気付かず壊死して切断するケースも)、合併症による心筋梗塞などがあるため、まずはならないための予防がとても大切になります。我が子のために、離乳食期からしっかりと気をつけてあげたいですね。