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赤ちゃんの「小麦アレルギー」症状の原因と対策!離乳食レシピを紹介!

   

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この記事では、食物アレルギーの中でも「小麦アレルギー」に限定し、症状や対策レシピなどをまとめています。小麦アレルギーの子の場合の離乳食の進め方について、調理の工夫なども合わせてご紹介します。

 

初めての食材の基本ルール

どの食材によってアレルギー症状が起こるのか、予想することは容易ではありません。そのため、まずはアレルギー反応を出さないために、または出ても軽度で済む、早期発見が出来るように基本的なルールを覚えておきましょう。

 

ルール1:小さじ1杯から始める

様々な場所で繰り返し目にしていたり、耳にしていると思いますが、赤ちゃんに初めての食材を食べさせる時は小さじ1杯から始めることを守りましょう。少量の食べ物の場合、万が一アレルギー反応が出ても、症状は軽度で済む場合が多いです。

 

ルール2:初めての食材は1日1種類

アレルギーの症状は、食べてから直ぐに出るとは限りません。少し時間が経ってから発症する場合もあり、1度に複数の「初めて食材」を食べさせた場合、どの食材が原因となったのか判断が難しくなります。そのため、1日に食べさせる「初めて食材」は1種類に限定しましょう。

 

ルール3:アレルギーの原因になりやすい食材は後で

アレルギーの原因となりやすいことが分かっている食材を、無理して早くから食べさせる必要はありません。初期の離乳期は野菜を中心に進めるように心掛け、アレルギーの原因となりやすい食材は月齢が進んでから食べさせるようにすると良いでしょう。

 

ルール4:嫌がる食べ物は無理強いしない

離乳食を食べさせた時に、直ぐに吐き出してしまうことがあります。気分が乗らずにただ出してしまうこともありますが、中には食べ物に違和感(不快な刺激など)を感じて出す場合もあります。「これは食べないほうがよい!」という赤ちゃんからのサインの場合もあるので、嫌がる場合は無理強いせず、止めることも大切です。

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小麦アレルギーとは?

アレルギーの原因となる食べ物を年齢別で見た場合、0歳児の第3位が「小麦」です。小麦アレルギーとは、小麦粉や小麦を含む加工食品などを摂取した際に、痒み、湿疹、じんましん、赤みなどの症状が現れる疾患のことです。

 

小麦アレルギーの症状

小麦アレルギーには以下のような症状などが現れます。

皮膚症状

痒み、湿疹、じんましん、赤み

 

粘膜症状

まぶたの腫れ、目の充血、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、唇の腫れ、舌の違和感、喉の違和感

 

呼吸器症状

咳、呼吸困難、喘鳴

 

消化器症状

腹痛、下痢、嘔吐、血便

 

全身性症状

アナフィラキシー(呼吸困難や血圧低下、意識消失などといった全身に現れる症状をアナフィラキシーと呼びます。このような症状が見られた場合は一刻も早い治療が必要となります。)

 

小麦アレルギーの原因

アレルギーとは、体外から入ってきたものに体が「異物」として反応することを言います。体内には、アレルギーの原因となる物質(アレルゲン)に対抗するIgE抗体が存在します。このIgE抗体が体外から入ってきた小麦をアレルゲンとして認識し、体内で攻撃することで皮膚症状や全身性症状が起きます。

 

体内にアレルゲンを取り込んで直ぐに症状が出る場合が多いですが、中には直ぐに症状が出ずに1~2時間後に症状が現れる場合もあります。

 

 

 

 

小麦アレルギーで注意する食べ物

小麦アレルギーの場合、以下の食品を取り除く必要があります。

薄力粉、中力粉、強力粉、デュラムセモリナ小麦

 

小麦を含む加工食品

うどん、中華麺、パスタ、マカロニ、パン、麩、餃子の皮、プリン、クラッカー、カレーのルウ、シチューのルウ など

 

「醤油」の原材料にも小麦の表記がありますが、アレルゲンとなる小麦のタンパク質が発酵後は残らないため、基本的には除去する必要がないと言われています。他にも、大麦、オーツ麦、ライ麦、トウモロコシなどの麦類も除去する必要はありません。ただ、主治医の指示で除去が必要になる場合もありますので、確認の上で除去が必要な場合は除去しましょう。

 

 

 

 

離乳食作り 小麦の代用品

離乳食を作る際に「小麦」はよく使用する食材の1つです。その「小麦」を除去しなければならない場合、どのような食材で代用すれば良いのか、「小麦」の代用品をご紹介します。

 

手作りパンやケーキ生地の代用食材

手作りパンやケーキにはたくさんの薄力粉や強力粉を使用しますが、それらの代用品として挙げられるのが以下の食材です。

・米粉

・タピオカ粉

・ライ麦粉(医師に相談の上、使用すること)

・大麦粉(医師に相談の上、使用すること)

・とうもろこし粉

・豆腐

・おから/おからパウダー

・大豆粉  など

 

揚げ物の代用食材

揚げ物の代用食材として、以下の食材を使ってみてはいかがでしょうか?

・片栗粉

・砕いたコーンフレーク

・米粉/米粉のパン粉

 

「グルテン(小麦)フリー」ダイエットが話題となったため、最近ではグルテンフリーの食品も増えてきました。お手頃価格で手に入るものもあり、身近な食品になってきていますね。グルテンフリー食品にはどのようなものがあるか、少しご紹介します。

お米のスパゲッティー

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原材料は、米粉(国内産)、増粘多糖類、打粉(加工でん粉)です。日持ちするので便利なグルテン食品です。お米のパスタですが、どちらかというと「うどん」に近いような食感です。

 

大豆粉と米粉のパンケーキミックス

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原材料はうるち米(国産)、グラニュー糖、大豆粉(国産、遺伝子組換えでない)、ベーキングパウダーです。こちらはホットケーキミックスの代用品として使うことが出来ます。離乳食後期~完了期のお子さんの離乳食におすすめです。

 

大豆粉

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原材料は100%大豆のみを使用した大豆粉です。お菓子にも料理にも、小麦粉の代わりとして使える便利な商品です。これ1袋あれば離乳食にも大活躍ですね。ただ、大豆もアレルギー品目に指定されている食品であるため、事前に大豆アレルギーがないことを確かめてから使用するようにして下さい。

 

 

 

離乳食 グルテン(小麦)フリーレシピ

小麦アレルギーのお子さんをお持ちのママさんに手軽に挑戦できるメニューをご紹介します。

 

米粉パンとバナナのミルク煮込み(離乳食初期からおすすめ)

材料

・市販の米粉パン・・・20g

・バナナ・・・20g

・牛乳または育児用ミルク・・・大さじ2

1.バナナはフォークで粗く潰しておく。

2.パンは適当な大きさにカットし、小鍋に入れてパンが浸かるぐらいの水を入れる。

3.パンが柔らかくなるまで煮たら、牛乳または育児用ミルクとバナナを加えて牛乳が温まったら火を止める。沸騰させない。

このレシピは・・・

離乳食中期の分量で作っているので、時期に合わせて分量を増減してくださいね。牛乳は温める程度の加熱で良いです。バナナは加熱すると甘さが増すので赤ちゃんが好む味に仕上がりますよ。

 

米粉パンのフレンチトースト(離乳食後期以降におすすめ)

材料

・米粉パン・・・20g

・牛乳またはミルク・・・20ml

・溶き卵・・・1/4個分

・バター・・・小さじ1

1.市販の米粉パンは適当な大きさにカットする。

2.ボウルに卵と牛乳または調整したミルクを混ぜ合わせる。

3.②のボウルにパンを浸して、卵液を染み込ませる。

4.フライパンにバターを熱し、③のパンを弱火で両面焼き目がつくまで焼く。

このレシピは・・・

離乳食後期の分量で仕上げていますので、時期に応じて量を増やしてください。

パン屋さんの無添加の米粉パンを使ったレシピです。私が購入する米粉パンは甘みが強いので、あえて砂糖はいれていません。甘みの少ない米粉パンを使用する場合は、少量の砂糖を加えるとより美味しく仕上がりますよ。

 

米粉のかぼちゃグラタン(離乳食後期以降におすすめ)

材料

・米粉・・・5g

・バター・・・5g(常温に戻す)

・牛乳・・・80ml

・かぼちゃ・・・30g

・粉チーズ・・・少々

1.かぼちゃは皮を取り除いて30gを茹でて荒く潰しておく。

2.常温に戻して柔らかくなったバターに米粉を入れて混ぜ合わせる。

3.②に牛乳を半分加え、泡だて器でよく混ぜたらレンジで1分(600w)加熱する。

4.取り出したらさらによく混ぜ、残りの牛乳を加えて1分(600w)加熱する。

5.耐熱容器にかぼちゃを入れ、上から➃のホワイトソースをかけてお好みで粉チーズを乗せる。

6.オーブントースターで焦げ目がつくまで加熱する。

このレシピは・・・

離乳食後期の分量で仕上げていますので、時期に応じて量を増やしてください。

ホワイトソースの作り方を覚えると、グラタンの具材はお好みの具材にしてアレンジが出来ます。我が子はチーズがあまり好みではなかったので、代わりに好きな青のりを乗せて仕上げています。

 

米粉の具沢山シチュー(離乳食後期以降におすすめ)

材料

・鶏ひき肉・・・15g

・人参・・・10g

・ブロッコリー・・・20g

・牛乳・・・大さじ2

・水・・・大さじ2

・水溶き片栗粉・・・適量

・塩・・・少々

1.人参はさいの目切りにし、ブロッコリーはみじん切りにする。

2.➀の野菜は小鍋で柔らかくなるまで煮て、ゆで汁は捨てる。

3.②の鍋に野菜を戻し、水を大さじ2杯と塩、ひき肉を入れて肉に火が通るまで加熱する。

4.お肉に火が通ったら牛乳を加えてひと煮立ちさせる。沸騰し過ぎに注意。

5.最後に水溶き片栗粉を加える。

このレシピは・・・

離乳食後期の分量で仕上げていますので、時期に応じて量を増やしてください。

手に入りやすいお野菜を使って作って下さいね。お肉も入っているので、食べごたえのあるメニューです。

 

米粉のバナナパンケーキ(離乳食後期以降におすすめ)

材料

・米粉・・・30g

・バナナ・・・20g

・砂糖・・・小さじ1杯

・牛乳・・・大さじ2杯

・サラダ油・・・適量

1.ボウルに米粉と砂糖を入れて混ぜ合わせる。

2.バナナは皮と筋を取り除き、フォークで粗めに潰す(お好みの粗さでOK)。

3.➀のボウルに牛乳を加えて混ぜ合わせ、混ざったらバナナも入れて混ぜる。

4.フライパンに油を入れて中火で温め、生地を全て流し入れる。

5.表面がフツフツと泡立って来たら、裏返して反対も焼く。

このレシピは・・・

離乳食完了期の分量で仕上げていますので、時期に応じて量を増減してください。

米粉以外にも、タピオカ粉や雑穀粉でも作れますので手に入りやすいグルテンフリーの粉で作ってみてください。

 

 

 

 

まとめ

今回は小麦アレルギーについてまとめました。グルテンフリーダイエットも話題となっているので、最近ではグルテンを含まない食品も多く販売されるようになりました。大人にとってもグルテンフリーは血糖値の急激な上昇を抑えてくれるので、ダイエットに効果的です。赤ちゃんだけでなく、ママのダイエット効果もあるのでママも一緒にグルテンフリー食材を食べることも良いですね。

 

アレルギーはどの食材で起こるか予想しづらいです。アレルギー品目に指定されている食品を食べさせる時は、ママもドキドキしますよね。心配な食品は小児科を受診出来る午前中(10時が目安)に食べさせてあげると、万が一アレルギー症状が出ても直ぐに受診が出来ます。予想が出来ないので不安な気持ちもありますが、赤ちゃんと一緒に、楽しく離乳食を進めてくださいね。